2008 年
4 月
17 日
おひとりさまの寄り道
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都心で仕事や集会など用事のある時は、寄り道ルートを考えるともなく考える。お昼だったり、スイーツだったり、夕食だったり、食べることばかりだが。 私の基本は「おひとりさま」なので、極めてお気に召すまま。大抵は、朝の身支度と同時くらいに「何食べよ」が決まる。 先日の午後は、飯田橋でのシンポジウムだったので、夕方は神楽坂、という腹づもりにした。神楽坂でのこのところは、ガレットである。そば粉のガレットだが、モンパルナスの「ティ・ブレイズ」でない限り、どこで食べてもおいしくない。でも、あきらめずに、いろいろ試す。狭い路地の人気店で春野菜とチーズ、卵のものにする、そしてシードルだ。 ここは混んでるし、フランス人もよく来ている。でも、「おひとりさま」にもとても感じがよく、きちんとして親切である。だから、味が今いちだな、なんでパリッとしないんだろう、と思っても、まあいいことにする。それに、シードルの辛口は実においしいのだ。最後に迷って、シンプルなざらっとした砂糖のクレープも食べる。ああ、また食べ過ぎた。 通りが眺められるテラスに座るので、膝がけをもってきてくれたり、「つけましょうか」と大きな暖房機に火を入れてくれる。 多少頭を使ったあとは、食べる。充実の会合のあとは、余韻を味わいながら食べる。 「おひとりさま」でも違和感なくぶらっと入れるところを自分で開拓してきた。決め手は感じよくほっといてくれる居心地か。 ひとりの人生まだまだ先は長いかも。いい友人と好奇心とおいしく元気になる道しるべはいっぱい。はい、本日もごちそうさまでした。(大塚恵美子)
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