ふたつの男女平等参画審議会の答申 東村山市議会議員 大塚恵美子
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2007 年 1 月 8 日     カテゴリ:女性・生き方
ふたつの男女平等参画審議会の答申
〜男女平等は、男性にとって大いにメリットがあるのにね〜
東村山市男女共同参画推進審議会の答申「男女共同参画基本計画の基本的な考え方について」が12月に出された。現在、意見の募集を行っている(締切りは1月10日)。時同じくして年末に、東京都の「男女平等参画のための東京都行動計画改定にあたっての基本的考え方について」が出された。

東京都答申については、12月の最終回を除いては審議会の傍聴を重ね注視してきた。審議会委員に「新しい歴史教科書をつくる会」の副会長の経歴をもつ高橋史朗氏が決定したことを憂慮する意味も大いにあって。東京都の答申は、都条例と同様に、「男女の違いを認めつつ」という表現がやはり相応しくない。また、「ジェンダーフリー」や「ジェンダー」の概念を曲解させる表現が、最終答申でも使われている点はがっかりだ。それに、男女混合名簿には全く触れなくなったし、審議会等への参画目標値などへの言及がないこともいかがなものかしらね。やたらと「ワークライフバランス」が取り上げられているが、大安売りの感がある。これから実効性のある計画がどのようにできるのか注目しなければ。

東村山市の答申については、6つの基本理念はわかりやすく考え方が明確だ。でも、課題、施策の方向性などは地域性が全く感じられず、没個性。就労の機会均等に触れた点や一人親の自立への着目や、リプロダクティブ・ヘルス/ライツの理念などはいいけれど、全般に具体性が乏しい感じ。くっきり間接差別の禁止を打ち出し、DVを含む相談体制の充実・整備や男女平等に資する情報や交流の拠点が必要ではないか、そんな指摘がほしかったと思う。

ジェンダー・エンパワメント指数(国連開発計画)では、日本は43位(先進国ではかなり下位)だ。上位のノルウエー、スウェーデンなど北欧5カ国と比べて、女性の政治や経済活動への参画が圧倒的に低い。でも、北欧などでもちょっと気を許すと男女平等はすぐに後退しがち、と聞く。天然の男女平等天国なんてところはないのだ。やはり、女性が意思決定、政治に関わっていくことが重要な道筋なのだと思う。
男女平等ってのは、人間らしく生きることにほかならない。「男だから、男らしくしなきゃ」って強迫観念に駆られる男性にとって、ものすごくメリットのあることなのにね。これからも弛まずいくしかないってことね。うん!(大塚恵美子)



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